2/14 練習試合 (vs.ガイナーレ鳥取)

■試合形式
90分(45 x 2)

■結果
京都サンガF.C. 2 - 1 ガイナーレ鳥取
(0 - 1, 2 - 0)

■得点者
鳥取 安藤一哉
京都 松田天馬
京都 武富孝介

■公式サイト

www.sanga-fc.jp

■雑感

まず、見てませんので全てネットの情報からの推測です。キャンプレポートで多くのサンガサポの期待値が上がりまくっていた初の公開トレーニングマッチ。事前のチョウ監督の「攻守にスイッチの入る瞬間からのスピードを見てほしい」というメッセージ、キャンプでのトレーニングマッチの結果、いろいろな情報がサンガを応援する人をポジティブにしていたと思います。

ただ、チョウ監督のコメントに「不十分な点もたくさんあった」、「反省点もある」とあるように、また、京都新聞の記事でも相手の鋭いプレスに苦しんだとあったように、事前のイメージよりうまく行かなかった試合だったんだなと想像します。

これは、自分が思うに、キャンプでJ1チームと戦っても自分たちがやりたいと思うサッカーができる部分があったという実感があって、そこからさらにトレーニングを積んできたという思いがあったからかなと。あとは、練習試合とはいえ、ファン・サポーターを約4000人(チョウ監督のコメントより)ほど入れて、本番さながらにサッカーを見せようという意気込みが強すぎて、少し空回りしてしまったことが前半で尾を引いた部分も少しあるのかなと思いました。

 

結果をポジティブに見ると、複数得点できている、逆転できる、観客の入ったゲームを事前に体感できた、などなどいい面もあります。

1つ目の複数得点は、「点が取れる」ゲームプランというか、そういうサッカーだということをみんながわかって、かつ、方向性はあってると思えるのですごくいいなと思います。

2つ目の逆転できるは、なんとなくサンガは先制されると弱いという先入観を持ってしまっているので、そこはすごくポジティブに見ています。(先制されたら勝率が下がるのは当たり前なんですけどね…。)

3つ目の観客が入ったゲームを事前に体感できたは、実は思ってた以上に気合が入ってたかも、というのと、気合い入りすぎて空回りしたらダメだよねっていうのを開幕前に少しでも知ることができたのが良かったのかなと思います。選手たちは、それこそ小学生の頃からそういう経験をしているのでそんな事はないかもしれませんが、それでも新しい監督、移籍後の新しいチームやチームメイト、新しいシーズン、様々な「新しい」がもたらす高揚感だったり緊張感だったりは、「新しい」ことを経験するたびにあるのかなと思うので、そういうところを少しでも経験したことで、開幕のときの「新しい」が1つでも減っているのが良かったなと思います。

 

あと、これも完全に推測ですが、キャンプが終わった今のサンガは、成長曲線でいうと、ちょうど成長が鈍っている部分かなと思っています。よく、波を打って右上がりになっているグラフをイメージすればいいんですが、始動からキャンプ終了まで、チョウ監督のサッカーを理解する部分とその体作りの部分が最初の大きな成長になって、急速に上がっていったのかなと思っていて、そこはまさに「日進月歩」のように日々飛躍的にチームとして成長していったんだと思います。そして、キャンプが終わって、そこからは少しずつ詳細にこだわった練習の部分も入ってくるので、「点滴穿石」の如く、少しずつディテールにこだわって突き詰めていっている状態で、成長が鈍化しているように見えている。ただ、これがあっているなら、この少しずつ積み上げている部分が一気に大きな結晶になって、またチームとして急速に成長するタイミングがやってくるはずです。

 

今年のサンガには、そういうプロセスに対する期待があって、なので、自分もすぐに結果を見て嘆かずに、チームの成長も合わせて見られたらいいなと思います。開幕まであと2週間ほどですが、さらに1mmでも成長した結果を開幕戦にぶつけてくれることを期待しながら、仕事を少しでも済ましておきたいと思います。